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ダンマ・バーヴァナー・プログラム

一切の“苦”からの

解放を目指して

​概要

【目的】
ブッダのダンマ(法・真理・悟り)にチャレンジする。
ブッダのダンマ(法・真理)の知的理解、経験的理解を通して、消えること失うことのない安寧・平和・幸福な人生を歩むためのプログラムとなります。

 

【要諦】
そのためには、ブッダ(覚った方)たちが説かれる教えに従うことが最善となります。

ブッダを含めた七人のブッダたち(過去七仏)は皆次のように説かれています。
「一切の悪行為を行わないこと、善にいたること、自らの心を清めること」…七仏通誡偈(しちぶつつうかいげ)
   
これが、このプログラムの要諦となります。
  
このブッダたちの教えによって、私たちの一切の苦しみ、そしてその根源となる煩悩が滅び尽くされることになります。

  
【最終的に目指すこと】
私たちの一切の苦しみを滅び尽くすためには、その根源となる煩悩が滅び尽くされなくてはなりません。

そのために必要なのが「智慧」です。

智慧とはあらゆるものごとを“ありのまま”に観るはたらきのことです。
その智慧を得ることで、煩悩は滅び尽くされるのです。

私たちは無智、つまり智慧を得ていないので煩悩が生まれ、そして苦しみが消えることなく現れるのです。

このプログラムではこのような「智慧」を得ることを最終ゴールとしています。

 

【智慧を得るためにすること】

智慧は普通の状態で得ることはできません。
開発しなければなりません。

智慧の開発方法については三つ説かれています。

 

・聞所成智慧(suttamaya-pañña)
知識、情報として聞いたり、本を読んだりして得るものです。


・思惟所成智慧(citāmaya-pañña)
聞いたり読んだりして得た智慧を、さらに自分の中で考察して、合点、納得がいった時にあらわれるものです。

 
・修習所成智慧を開発(bhāvanāmaya-pañña) 
合点、納得がいった智慧を実際に自分が経験することで確信に至った智慧です。
そこまで至った智慧は失う事はありません。

       
このプログラムはこの三つの智慧の流れに添って構成されています。

まず、知的(聞所、思惟所)理解を深める。
  
そして、実践を通して(修習)確信レベルに至る。


知的理解と経験的理解をそれぞれ修習するプログラムです。

  
悟りとは智慧を得ることに他なりません。
智慧を得るには知的理解も欠かせないものです。

 
ブッダは数多くの説法をされましたが、それは知的な理解から経験的な理解に導くものでもあったのです。
   

ブッダのダンマ(法・真理)をまず知り、自己努力によって知的理解を深め、そして修習によってダンマを経験する流れになっているプログラムです。
      

【修習内容】
Ⅰ.知的理解
一切の苦しみから解放され、消えること・失うことのない幸福に至るための具体的な方法をブッダは説かれました。

その方法をご自分が成道された(悟られた)後、数えきれないほど多くの人びと(生命)に説き続けました。

ブッダご自身がその方法(プロセス)で悟られたのです。

その具体的な方法を「四つの聖なる真理(四聖諦)」と言います。
この四つの聖なる真理をまず知り、考察、洞察し知的理解を深めていきます。

  
四つの聖なる真理とは、苦聖諦・苦集諦・苦滅聖諦・苦滅道聖諦と呼ばれるものです。
 
私たちにはいつも“苦”がつきまといますが、“苦”とは一体何なのかそれを知り尽くします。

その“苦”に対してなすべきことを知ります。
そして、それを実践しなすべきことがなされたか確かめます。

 

“苦”は聖なる真理です。

その聖なる真理を知的に理解するのです。
これが「苦聖諦」と言えるでしょう。

          
そして、次にこのような“苦”が生まれる原因を知ります。
その原因に対してなすべきことを知ります。
そして、なすべきことがなされたか確かめます。
    
“苦”が生まれる原因は「渇愛」と呼ばれるものです。
煩悩です。
   
その渇愛に対してなすべきことを知的に理解するのです。
これが「苦集聖諦」となります。

    
さらに、この渇愛が滅び尽くされた状態について知ります。
そのために、なすべきことを知ります。
そして、なすべきことがなされたか知ります。
滅び尽くされた状態が悟り・解脱・涅槃ニッバーナ(nibbāna)です。
これが「苦滅聖諦」です。
 
これら三つの聖なる真理のために行われる、具体的な実践方法が「苦滅道聖諦」です。
   
具体的には「八つの支(部分)からなる聖なる道」と呼ばれるものです。
 
この八正道を実践することで最終ゴールである“智慧”を得る・開くのです。

具体的には次のようになります。

正見(しょうけん)・正思惟(しょうしゆい)・正語(しょうご)・正業(しょうごう)・正命(しょうみょう)・正精進(しょうしょうじん)・正念(しょうねん)・正定(しょうじょう)の八つです。

      

正見とは完全なる見解のことです。
正思惟とは完全なる思考のことです。
正語とは完全なる言葉を語ることです。
正業とは完全なる行為のことです。
正命とは完全なる生活、職業のことです。
正精進とは完全なる努力のことです。
正念とは完全ある気づきのことです。
正定とは完全なる心の統一のことです。
   

正しい見方、見解、世界観、人生観(正見)があらわれば、正しい考え方(正思惟)があらわれ、それは正しい行為、つまり正しい言語的行為(正語)、正しい身体的行為(正業)、正しい生活法(正命)となってあらわれます。

そのためには正しい努力が欠かす事ができません(正精進)。
正精進は他の七支にも当然及ぶものです。
  
これらを実践することで、あらゆる物事に対する正しい気づき(正念)が生まれ、育ち、そして精神の統一と心の平静を得ること、さらには禅定の状態になることにつながります(正定)。
 
そして、その正定をもって正智・正解脱という最高の智慧と最高のさとりにいたるものなのです。
ブッダも正定によって菩提樹下でさとりを開かれました。
  
このように「聖なる四つの真理(四聖諦)」と「八つの支(部分)からなる聖なる道(八正道)」の知的理解を深め高めます。
 
知的に納得し揺るぎないものになった時、聖者となります。
悟りの最初の段階の流れに乗ることになるのです。
   
ブッダはこのようなプロセスを自分の中で体験し、そしてなすべきことはすべてなし終えたと確かめ、そこで初めて自ら解脱に至ったと宣言したのです。
 
ブッダが悟りに至ったプロセスを知的に理解していきます。
 
Ⅱ.経験的理解
経験的理解は「八つの支(部分)からなる聖なる道(八正道)」の実践となります。
また、合わせて瞑想の実践となります。
 
他にも私たちの心を煩悩によって汚さないように、清らかにするように、日々実践していく修習も用意されています。
  
人格・品格を育て、心を清らかにするための身体と言葉の行為の「戒」や、ブッダが推薦する「三つのクサラ(善行為)」「必ず真理を得られる三つの実践法」「四つのなすべきこと」などがあります。
    
また、瞑想実践において知っておくべきこととして、私たちの心にフタをしてしまい、心の解放を邪魔する五つの障害についてや、修行者を悟り・解脱に至らす五種類の力などについても修習します。
 
このように知的理解を深めること、経験的理解を深めることを修習していきます。
  

【ダンマに集う会】
このように知的理解、そして経験的理解をさらに深めるためには“善友”が必要です。

善友とはブッダが使われた言葉で、ダンマをともに学び、時に励まし合い、時に指導し合って、ダンマの学びを深め合う仲間のことです。

最上の善友がブッダ・お釈迦様です。
 
修習はひとり学ぶものですが、完全な人格者(解脱)に至らないかぎり、悩みや苦しみは現れてくるものです。
 
そのような時、同じ学び、つまりダンマを学ぶ仲間(善友)が近くにいることはとても心強いものです。
 
このプログラムでは、一日修習の最後に「ダンマに集う会」を設けて、学びに対する質問、疑問、日頃の悩み、俗世間での問題などについて、一緒に研鑽思惟する時間を持つようにしています。
 
それによって一人ひとりが抱える様々な問題の根本的な解決を目指すものです。
ブッダは一人ひとりの問題の根本的解決(根治)のために説法され、真理を説かれたのです。
 
壮大な宇宙論などといったファンタジーを広言した方ではありません。

一人ひとりが確実に、根本的に幸福になるための方法を教え説かれたのです。

このプログラムも同じ立ち位置に立ったものです。

そのために「ダンマに集う会」があります。

【プログラムの流れ】
・期間…一年程度
  
・開催スケジュール
 月三回程度開催します。
 三回とも原則一日かけて修習することとします。
 坐学編:月二回程度
 実践修習編:一日冥想会(月一回)
      坐学後冥想会(月二回)
 ダンマに集う会:知的理解編、実践修習編の開催日に集うことにします。
       
・開催日程の詳細は一ヶ月〜二ヶ月前に事前に告知する予定です。
 原則として土曜日もしくは日曜日の開催を予定しています。

・修習一日のタイムスケジュール
 <知的理解編>
 ダンマの知識を学ぶ 10:00〜12:00
 
 <実践修習編>
 冥想 13:00〜15:00(沈黙行)
 ※グループ冥想、自主冥想

 <ダンマに集う会及び質問>
 15:00〜16:30
 <終了>
 17:00

 ※午前を実践修習編、午後を坐学編とする場合もあります。
 
・一日冥想会のタイムスケジュール
 受付開始以降、ダンマに集う会まで“沈黙行”に入ります。
 
 午前の部:説明 9:45〜10:45
 グループ(体験会参加者含む)冥想 11:00〜11:30
 自主冥想(休憩) 11:30〜12:00
 ※冥想体験会参加者は質問時間の後終了。
 
 一日冥想会参加者は午後継続して修習を行います。
 午後の部:グループ冥想 13:00〜13:30
 自主冥想(休憩)13:30〜14:20
 グループ冥想 14:20〜15:00
 ダンマに集う会及び質問 15:10〜16:30
 終了 17:00
          
※個別指導
このプログラムは基本的に複数参加者に対してのものですが、日程等の都合でご参加できない方に対しては、個別(パーソナル)に教示することも可能です。
希望される方は下記【参加申込・問合せ先】までご連絡下さい。
   

※このプログラムをもっと詳細に知りたい方はこちらをご覧下さい。
         
【講師】
井澤直樹
プロフィール
          
【会場】
藤枝地区交流センター
〒426-0015静岡県藤枝市五十海3-12-1
電話:054-631-6451(交流センター)

※変更する場合もあります。その際には改めてご連絡致します。
  
【交通アクセス】
・車
マップをご覧下さい
    
専用駐車場有り
  
・電車
最寄駅:JR東海 西焼津駅 
 
・バス
しずてつジャストラインバス利用
会場最寄停留所は「五十海」もしくは「五十海北」となります・
最寄停留所から会場まで徒歩5分程度となります。

※バスの時刻表等の詳細はこちらをご確認下さい。
    
・タクシー
西焼津駅南口に常時待機しています。


【参加費】
月三回開催のための定額の費用15,000円(毎月)を基準にしたいと思います。

12ヶ月間の開催となりますので、一括を希望される場合には160,000円を基準にしたいと思います。
(※基準はあくまで目安です。)
   
   
お釈迦さまは「人間に一番必要なのは物質的な豊かさよりも心を育てることですよ。

心を育てておけば、死んでからも輪廻で残ります。だからお金をあげるよりも、ダンマ(真理・法)を教えることが最高の徳ですよ」とおっしゃっています。
    
しかし、ダンマ・法を教えるためにはダンマ・法を知っていなければなりません。
ですから、誰にでも実行できることではありません。
  
このダンマ・バーヴァナー・プログラムは、そのダンマ(真理・法)を修習するためのものです。

参加される方がそれぞれダンマを修習し、そしてダンマをまた他に教え、最高の徳を積んでいく。
そういう善の流れを継続させていくためのものです。
       

【主宰】
〒426-0204
静岡県藤枝市時ヶ谷372−18
“こころ”の学校
管理者:ヒューマン・ハーバー
電話:054-631-5337
Email:human_harbor@moon.tnc.ne.jp

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